仏壇の種類

お仏壇には金仏壇唐木仏壇家具調仏壇の3つの種類があります。
ここでご紹介する仏壇はほんの一例です。

金仏壇

金仏壇は複数の職人による分業によって製作されています。

主に8つの工程  木地、宮殿(くうでん)、彫り物、金具彫金、塗り、箔押し、蒔絵、組み立てなどの

それぞれに専門の職人集団があり、その技術を総合して金仏壇はでき上がります。
一口に金仏壇とはいうものの、極めて多種多様のものがございます。

主に大きさと、宗派によって分類されます。

butu-1
真宗大谷派
(東本願寺)
参考価格45万円~
butu-2
真宗本願寺派
(西本願寺)
参考価格45万円~
浄土宗・各宗
参考価格45万円~

唐木仏壇

唐木は、「紫檀、黒檀、鉄刀木」などの“沈木”、「白檀」などの“薫香木”が代表的です。奈良時代、中国は唐より伝来した重厚な木材の総称が“唐木”であると考えられています。

お仏壇に用いられる唐木は、中でも強度に優れ、比重が高いのが特徴です。更に木理や杢目の美しいものが好まれます。このような優れた唐木、形・木目・材質に趣のある唐木は「銘木」と呼ばれ、銘木を用いてお仏壇を作りますので、時には“銘木唐木仏壇”とも呼ばれています。

唐木仏壇はどのご宗派にもお使いいただけます。

butu-4
黒檀
参考価格30万円~
butu-5
紫檀
参考価格30万円~

家具調仏壇

伝統的なデザインのお仏壇に対して、フローリングのリビングなどに安置することをイメージしたすっきりとしたデザインのお仏壇。使われる素材も洋家具で使われる材料などが用いられ、現代の生活空間にマッチするデザインで作られています。お部屋の雰囲気に合わせたお仏壇選びができます。

お部屋のデザインに合わせた洒落た感覚の製品もございますので、ご相談下さい。
置き場所を選ばない上置仏壇などがございます。

家具調仏壇、上置仏壇はどのご宗派にもお使いいただけます。

butu-6
家具調仏壇
参考価格25万円~
butu-7
上置仏壇
参考価格1万円~

仏具について

仏壇はご本尊をお祀りすると共に、ご先祖や亡き人を供養するためのものです。
供養は、お花、線香、灯明、ご飯、お茶などによって行われますが、そのための道具が仏具です。

お仏壇へのお供えの仏具のうちで、「お花(花立)・線香(香炉)・灯明(ロ-ソク立)」を三具足、五具足と言い、最低限必要な仏具されています。
三具足は、向って左側に花立、中央に香炉、右側にロ-ソク立の仏具を配置します。
五具足は、左右の外側に花立を2つ、その内側にロ-ソク立を2つ、そして中央に香炉を1つ配置します。
線香は、仏様を供養し自らの不浄な心身を清めるためのもの、お花は、仏様のお慈悲を象徴するもの、灯明は、仏様の智恵を象徴するものです。
つまり、自分がお参りする時は、まず最初に心身を清め、そのうえで仏様のお慈悲の心と智恵の光によって身守られていることを実感するために供えるのです。
さらに、ご飯をお供えする仏器、お茶やお水をお供えする茶湯器、お菓子や果物をお供えする高月、線香を入れておく線香差、マッチのカスを入れるマッチ消、お仏壇の中を明るくするための吊灯籠、読経の始まりを知らせるおリン等の仏具があります。

仏具の大きさは、お仏壇の大きさに合わせて選ぶことが大切です。
仏具は、宗旨、宗派、 仏壇の種類、地域性によって異なります。

位牌への名入れ(彫刻、書き)

戒名まどの位牌への名入れ、宗派の梵字入れも可能です。
先祖代々、俗名、戒名、夫婦連名も可能です。